弊社のエコドライブの取り組みについてご説明します。
春日部観光バスは早くから環境問題に取り組んで参りました。去年の3月には、保有する観光バス全車両(24台)にデジタルタコグラフを搭載し、ドライバーの一日の運行状況をきめ細かくチェックし、環境にやさしい運転を各自心がけて参りました。
今年、厳しい環境基準をクリアした最新の大型観光バスを一台導入しました。その時に思いついたことが、クレヨンしんちゃんと一緒に、自分たちのできる環境問題に取り組んでいけないかということでした。もちろん、弊社名がクレヨンしんちゃんにゆかりの地、「春日部」であることにもあやかってです。(笑)
地球にやさしいエコドライブは、ドライバー一人ひとりの意識の問題です。停車中のエンジンを切る(アイドリングストップ)だけでなく、青信号になって、アクセルをベタ踏みせず、余分な排気ガスを出さない。ただやればいいのではなくて、ドライバーが日頃の各自の心がけとして、運転していく必要がある。
エコドライブは決して難しいことではありませんが、運転する人が普段からの心がけを必要とする、これからの地球を守っていくための、私たち一人ひとりに課せられた大切な「心の運転」のように思います。
「クレヨンしんちゃんばす(クレヨンしんちゃんバス)」の後方側面には、「おらっ、地球を守るぞー」と、クレヨンしんちゃんが、クレヨン号の後に続くドライバーさんにお声をかけてくれています。
クレヨンしんちゃんの著作権を管理する双葉社を初め、関連各社のご理解とご協力により、上記エコドライブシールは、今後春日部観光バスの他の車両にも順次貼っていく予定です。
今年の4月より「運輸安全マネジメント」が義務化されました。弊社でも「車内事故0件」を目標とし、社員一丸となってまい進しております。
より安全によりご安心しての運行は基より、もっと地球にやさしい運転をメッセージしていけるよう、一人でも多くの方にエコドライブにご参加頂き、実りのある運動に発展していきますよう、クレヨンしんちゃんと一緒に皆様にお声をかけていきたい所存です。
地球にやさしい運転で、快適ドライブを!
2007年5月13日
代表取締役社長 野口 厚
アルペンルートの雷鳥が地球の温暖化で危機に瀕していることをご存知ですか?
雷鳥は標高の高い寒いところで棲息している美しい鳥で知られています。
ところが地球が少しずつ温まってくることで、雷鳥の天敵であるブヨなどが寒くて近づけなかった雷鳥の棲息地に近づいてこれるようになってしまっているのです。
私たち人間の文明は、これから自動車や冷暖房機器を使わない生活に戻る選択が容易にできるとは思いません。しかし「ムダなエネルギーは使わない。必要のない浪費はしない。」という、やれることできることから始めてみる選択を、春日部観光バスはいますぐに実行していくべきなのだと思っております。
観光バスは見た目にも大きいですが、実際の排気量も一般車両の約10倍ほどあります。「小さいこと」も小さくない。まずは自分たちのできることからエコにやさしい自動車の利用を考えたい。
そこで私たちは、2006年3月、デジタルタコグラフを各車両に搭載を決めました。
タコグラフとは一日の運行記録のことをいいます。デジタル化することでより精緻に運行データを管理し、活用していくことが可能になります。停車中のエンジン稼動を始めとした環境にやさしくないエンジン操作なども一目瞭然です。
世の中では広くエコドライブの考え方が受け入れられながら、本来率先して実践していかなくてはならない同業者が、依然と「見せかけのお客様サービス」を理由に、停車中のクーラー暖房などはもちろん、必要以上なエンジン回転を上げての業務の運行が見受けられます。
私たちはこれまで本当の運行業務の在り方を模索して参りました。そして、春日部観光バスでは「お客様と共に歩むエコドライブ」の実践を選択しました。
たとえ小さなことでも少しのことでも、それがたくさん集まれば、それは良くもわるくも力になります。私たちは私たち自身だけの運動である限りそれは限られたものになってしまう。
私たちは呼びかけます。
ぜひ一台でも多くの車が停車中はエンジンを止め、必要のないスピード、回転数を上げない。
エコドライブの必要性をご理解し、実践なされることを。
まずはできることから始めます。
そしてご理解・ご協力頂ける皆様とご一緒に声を合わせて、これからの子供たち、子孫に恥じることない地球を引き継いでいきたいと思っております。
2006年10月16日
ご意見・ご感想などお待ちしております!